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旭館だより

赤っぱげ (盛夏御嶽...番外編) 

2013年7月31日 水曜日

「赤っぱじ(恥)なら知ってるけど?」田の原登山口から40分程登った所で

倒れたままになっている道標を見た同行者が言いました。

ハイ松とダケカンバ樹林帯を行く途中の広く赤い地肌が露出している場所で

「赤く禿げた」という意味の実にそのまんまの地名なのです。

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「何で倒れたままなの?」

道標が好きで寝そべっている訳ではなく、立て直す経費とか、やる気などの単純

な問題なのですが、石造りの立派なものだけに重ねて問われると何だか地元民の

怠慢の責を一身に負ったような気になります。

アブラ汗までは出ないものの、苦し紛れの言い逃れをあれこれと考えてみたのですが・・

「この公式名称を差別語ではないかと怒った(どちらかと言えば)比較的毛の少ない人々

が夜中に集団で登って堀り出したが、余りの重さに持ち帰れなかった」 ということも

可能性としては全く排除できないし、・・・

「そうなると、立てる・倒すのイタチごっこになってしまうなぁ」 とか


団体登山者が主に下山途中、全員が揃うのを待つようにと指示することはよくありますが、

「八合目下のあの赤い地肌がむき出しになった場所で」というのは、人命にも関わる

何だかとても面倒なことになりそうなので、特別センシティブでナイーブな一部の人々が

傷つく恐れを除けば

真に的確な命名ではあったな・・・・・とか、全然前向きでないことをアレコレと

考えてみたという暇話しでした。

                                   ・・・・・・・(秀)

IMG_3231.JPG 田の原湿原から頂上遠望                                          

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